京都カラスマ大学

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授業詳細

【環境】

草や木で手染メ、ということ

2012年01月28日(土) 14時00分 ~ 16時00分    教室:京町家 さいりん館 室町二条
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1:本授業の抽選は1月17日(火)に行います。抽選予約受付は1月17日(火)20時までです。
2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、1月26日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。当選後、キャンセルされる方はお早めにお願いします。
3:草木染の講習授業ではございません。
御所から静かな通り沿いを少し歩いた場所にそのお店と工房はあります。
建物に入り、急な階段を上がっていくと、優しい色に染め上げられたカットソーなどが並ぶお店があり、
その隣にあるのが「手染メ屋」さんの工房です。

工房に入って、まず目につくのは、大きなお鍋。
柘榴、藍、茜、柿渋・・・など、植物を使って色に合うように作られた布地が、
大きな鍋でグツグツ、グツグツと青木さんの想う色に染め上げられていきます。
湿度も時間も大切。きっちりとイメージした色になるタイミングを計って、手間暇をかけて染め上げていくのです。


自然や植物を大切にするってどんなことなんだろう?

自然、植物と言うキーワードが出てくるたびに私はよく考えるのですが、
まずは樹木の皮、花、実・・・それらをよく知ることが大切にすることの第一歩。
この植物はどう育ち、どんな匂いが出て、どんな色が出て、どんな花が咲くか、
そして、どうやって枯れていくのか。
それを知ること。

そして、それらを使い、ゆっくりと丁寧に色を出す技が使えること。

青木さんの作品を見ていると、
そうすることがきっと自然と仲良く、大切にすることなんだろうなと感じさせてくれます。
一言で説明できそうにない微妙で美しい色合いの「青木さんの正直な色」を見ていると、
青木さんと自然との関係が、そこにあるような不思議な感覚になれるのです。


今回の授業では、植物や染物のお話だけでなく、色のこと、化学のこと、
どうして染色を始められたのかや、はたまたお洋服の話まで幅広くお聞きすることにより、
丁寧にものを作る意味を知ることができるでしょう。

「手染メ屋」の商品は、年月を重ねていけばさらにやわらかく馴染んだ風合いが増すそんなものばかり。
使い続けると、色が少しずつ変化して、その商品はあなたが大切に使い込んだ証となります。

けっしてモッタイナイだけでない、「ものを丁寧に使うあなた」になるために、
まずはものを丁寧に作る心を知ってみませんか。


【当日の流れ】
13:45 受付開始
14:00~14:05 挨拶
14:05~14:15 「もっぺん」のお話
14:15~15:55 青木さんのお話(前編)・お店のお話や色のお話
14:55~15:05 休憩 
15:05~15:40 青木さんのお話(後編)・植物を使って手染めすること
15:40~15:50 質問 
15:50~16:00 アンケート記入・集合写真


(授業コーディネーター:六渡 美咲子)


サンプル

※本授業は、京都市ごみ減量推進会議と京都カラスマ大学のコラボレーション授業です。

京都市ごみ減量推進会議は、市民、事業者、京都市のパートナーシップにより、京都市内のごみを減らし、環境と調和したまちづくりを進めるため、平成8年に設立された団体です。
市役所前フリーマーケットや、お直し屋さん紹介サイト「もっぺん」の運営、秘密書類リサイクル事業やエコ商店街事業など、ごみ減量にかかわる様々な取組を展開しています。
ホームページはこちら
「もっぺん」ホームページはこちら

青木 正明 / 天然色工房 手染メ屋 店主

1967年生まれ。天然染料を使った手染めによる染め工房を主宰。Tシャツから着ものまで、草木で染められるものであれば何でも染める。(株)ワコール退社後に(株)益久染織研究所にて2年の修行の後、2002年に「手染メ屋」を開業。現在に至る。京都造形芸術大学非常勤講師を兼務。 「手染メ屋」ホームページはこちら

今回の教室:京町家 さいりん館 室町二条

住所:住所:京都市中京区室町二条上ル冷泉町65
※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願いいたします。
 内容などにつきましては、京都カラスマ大学までお尋ねください。

【教室までの行き方】
・京都市営地下鉄 烏丸線「丸太町」駅6番出口徒歩4分
・烏丸線・東西線「烏丸御池」駅2番出口徒歩5分
地図を見る

さいりん館は、人と人が出会い、まちと人とのつながりを創る新しい公共空間として、2009年5月に開館いたしました。世代を超えて語り合える場として、ほっこりとくつろげる「まちの縁側」になりたいと思っています。 この場所を利用していただく多くの方々と共に、ゆったりとした、懐かしい空間を創り上げていきたい。そして、伝統的な京町家を現代に蘇らせる取り組みにもつなげていきたい。そんな思いを様々な形で提案していきます。
ホームページはこちら


<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)

レポートタイトル:『手染めは自然に優しくない!?』

皆さん、手染め職人と聞いて何を連想されますか?

昔ながらの製法で自然素材を使い、代々受け継がれる人たちによって、手の色が変色してもなお丁寧に一つ一つ、丹念に生地を染めていく姿。田舎に住み、自然と共同しながら物静かでひたむきに取り組んで自分の道を進む人。

どうですか?
こんな感じじゃないでしょうか?

私もこんな勝手なイメージがあったのですが、これは半分当たりで半分、はずれ。
なぜなら、本日の手染めの先生は私が抱いていたイメージとは少々かけ離れているからです。

東大卒のロック好き。ワコールを退社して、現在は御所近くに自身で手染めの工房とショップを持たれ10年目。話も面白く自分で自分のことをけなしまくっているのに、なぜかその魅力的な言葉と人柄に釘付けになってしまう、そんなお方が青木さん。今日の先生です。まさに、ロック歌詞のような行き方なんですよ。きっとあなたも、先生を見るだけで手染めの価値観が変わるはず(笑)だって私もその1人だから。

今日はそんな素敵で面白み満点の先生による、2時間トークがスマ大授業です。普通なら手染めのワークショップなんかが一般的なんでしょうが、今日はスマ大授業。普通じゃ面白くありません!先生の魅力を存分に知ってもらうためのあえて。でも2時間も大丈夫かなぁなんて、いちスタッフとしては少し思った私でしたが、青木先生にとってはそんな心配、ご無用。しゃべりっぱなしの内容は、もう宇宙の話まで飛んでっちゃいましたー(笑)

そんなわけで、これはどうやってもまとまらないと思った私は、勝手ながら大多数を割愛させてもらい、1番印象に残った「手染めって本当に環境に良いんですかね?」という青木さんの疑問をここで紹介したいと思います。

草木の手染めというと何だかエコに私たちは捉えてしまいますよね。でも先生曰く、それはちょっと違うのかもしれないみたい。

先生の見解では、それは単に人間から見た視点であって、植物から見れば手染めなんてのは、エコでも何でもないようです。そう言われれば確かに。だって当たり前ですが、草木の手染めに使われるのは、自然素材ばかり。植物からすれば、布を染めるってだけで切られたり、抜かれたりするわけですから。植物は当然、そんなこと望んでいませんし、何かを染めるために、地に根をはり、木々を広げ、花を咲かすのではないのです。
こうした染めるっていう行為に対して、先生がもっている根本的な考え方が聞けると、凄く面白いです。根っこの部分。植物も、人間も、やっぱり普段見ないところが見れるって良いのかもしれないですよね。

先生は、「植物は凄い。」と言っていました。だって動物はエネルギーを奪ってばかり。でも、植物は自分たちで作っているんですよ。「どちらが優れているんだろうか?」って言う先生の投げかけには、生徒の皆さんが考えた内容だったと思います。東大理系卒ということで少々難しい話が続き、横文字の言葉を中学校で習った引き出しから必死に探し出すのは大変でしたが、こうゆう機会がないとなかなか出さない知識ばかりだったので良い機会で、良い学びでした。

他にも、

■染めると、汚れるは、同じだっていうお話。
■はじめ人間 ギャートルズのお話。
■医食同源プラス染のお話。
■前田雨城さんのお話。
などなど、内容は盛りだくさんでした。

皆さんに青木さんのお話と魅力をもっと伝えたかったのですが、残念ながら私の力では、それが半減してしまいます。ので、話は直接、青木さんに聞きにいって下さい。

ショップに行くも良し、ワークショップに参加するも良し。
その先は、皆さんのライフスタイルに合わせて。ワークショップは、予約が必要ですが随時受付をしているようです。きっと青木さんからも、草木の手染めからも新たな発見と驚きがあるはずです。

サポートスタッフ:酒井 直樹

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

1. 青木先生 ありがとうございました。染色は全然興味がありませんでした。が、期待通りの惹かれるお話でした。①染め=汚れ:なるほど②医食染同源:ふーむ③世界に二つある染め:前田雨城とそれ以外。「見える」感覚の変化について。足がシビレルのも忘れ、聞き入ってしまった。夫々の色の云われを聞いたが、漢字が浮かばず、残念だった。今度はお店でTシャツを選びたい。ほどほどの講釈付きで、お願いします。
2012年02月03日(金) 20時10分(タケヒロさん)
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レポートUP
カテゴリ:【環境】
定 員 :25人
参加対象:どなたでも