京都カラスマ大学

  1. Home
  2. 概要
  3. 参加方法
  4. 授業・レポート
  5. 先生
  6. キャンパスガイド
  7. ゼミ・サークル
  8. 支援サポーター
  9. 姉妹校

授業詳細

【芸術】

見る目をやしなう描き方「デッサンからはじまる美術世界」

2012年12月22日(土) 13時30分 ~ 15時30分    教室:atelier Urszula(アトリエ ウルスラ)
  • 授業情報
  • レポートUP
  • フォトレポートUP
  • コメント・トラックバック
※1:本授業の抽選は12月14日(金)に行います。抽選予約受付は12月14日(金)20時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、12月20日(木)20時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
※材料費(デッサン入門キット:スケッチブック、エンピツ、練り消し、デッサン用フルーツ)として、当日おひとり1500円をちょうだいします。できるだけ釣り銭のいらないようにご用意願います。
美大出身でもない僕ですが、普段から美術館やギャラリーに行くことが大好き。

デザインやアートの雑誌にも魅かれ、ついつい買ってしまいます。

だけど、自分が「絵を描く」という行為をやることは、日常にはありません。
いわゆる、受け手どまり。

そんな人って意外と多いように思います。


そう感じていた中、同年代の美術作家である「アトリエ ウルスラ」のふたりに会いました。
そしていろいろとお話する中で、“作り手の感覚”に憧れや興味が湧いてきました。

例えば、リンゴのデッサンに何時間もかけるということ。

実は、美術館やアートの本で見た絵に対して「これなら僕にも描けるかも」と恥ずかしながら思ったことが何度かあります。

だから僕は、「デッサンなんて簡単。リンゴぐらい、15分もあればすぐ描けるよ!」と意気込み、ウルスラのお二人に協力してもらって自信満々にデッサンにチャレンジ!

説明を受けて、いざ描いてみると…これが難しい!

エンピツの持ち方が変わるだけでこんなにも描けなくなるなんて。

最初の5分は悩み苦しみながら、描き進めます。

すると徐々に慣れて、気持ちよくエンピツが動いてくれる。
余計なことを考える余裕がない分、脳と体の反応がスムーズになるのです。

でも、そう思うとまた上手く描けなくなって、苦しみだす。

この繰り返しを続けて60分。
アドバイスをもらいながら、なんとかカタチになりました。

終えた感想は、「疲れたけど、何だか楽しい!」(笑)
とても充実感がありました。

なぜなら、デッサンには色々なモノの見方が詰まっていたからです。
デッサンを通じて、モノの見方や感じ方を知る。
このことで、日常の見え方は大きく変化するのです。

デッサンは美術にとって筋トレのようなもの。

僕のようにこれまで“受け手どまり”だったあなたも、「モノと向き合って描く」という行為を通して、その奥深さを学びながら、感性や表現の基礎体力を一緒に養ってみませんか。

きっとこの経験が、あなたをさらに素晴らしい“美術の世界”へ連れて行ってくれますよ!


【授業の流れ】
13:30~    先生の紹介
13:35~13:45 エンピツの持ち方や削り方を学ぶ
13:45~14:45 お気に入りのフルーツをデッサンしてみよう
14:45~15:05 デッサンを終えての感想と自己紹介
15:05~15:25 見る目を養ったあなたと共に考える「美術世界」とは?
15:30       アンケート記入、授業終了

授業終了後、同じビルの2階で先生を交えて「放課後スマ大カフェ」を行います。参加は自由です。
授業で聞けなかった話や興味が出た話など、みなさんで気軽に質問やトークをおこなう場になります。

※材料費(デッサン入門キット:スケッチブック、エンピツ、練り消し、デッサン用フルーツ)として、当日おひとり1500円をちょうだいします。
※デッサン中、服の袖やふとももあたりが鉛筆で汚れるおそれがあります。「よごれてもいい服装」でお願いします。


(授業コーディネーター 酒井なおき)

むらた ちひろ / 美術作家(染色)

1986年京都出身 2011年京都市立芸術大学大学院工芸専攻染織修了 「記憶の断片を組み合わせたりばらしたりしながら、忘れかけている大事なことを思いだすように絵を描いています。 水の動きによって表情を変える染色技法を用いて、描くことの一部を偶然性に委ねることで、個人的な視野を超えた景色へと展開しようとしています」

寺脇扶美 / 美術作家(日本画)

1980年愛知県出身 2007年金沢美術工芸大学大学院絵画専攻日本画コース修了 現在、京都にて作家活動中 「モチーフと対峙する時間、作品と対峙する時間、そこに拡がる無限の世界。 静かな行為の中の、情熱的なやりとり。 思考、感情、画材、素材、モノ、空間、空気、天候、時、などすべてに境界はない。 同じものはふたつとなく、ひとつひとつが価値をもつ大切なもの。 可視・不可視を問わず、常に既に、動きつづけながらそこに存在する。 そしてただ存る作品と対峙する人もまた、個別に新たに何かを見い出していくだろう。 みずみずしい感動とともに」

今回の教室:atelier Urszula(アトリエ ウルスラ)

住所:京都市下京区五条新町西入西鍵屋町25番地 つくるビル4階402
電話:075-201-9631(つくるビル代表)
※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願いいたします。
 授業内容につきましては、京都カラスマ大学までお尋ねください。
 当日の連絡先:080-6177-0775

最寄り駅:地下鉄烏丸線「五条駅」
教室までの行き方:地下鉄烏丸線「五条駅」より、五条通を西へ徒歩5分。新町通北西角。歩道橋が目印です。

※教室は土足禁止のため、スリッパに履き替えていただきます。


<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)

地図を見る

atelier Urszula(アトリエ ウルスラ)
寺脇扶美・むらたちひろがお贈りする美術教室。
描くこと=感じること 感性を研ぎ澄ませるレッスンをご用意いたします。
2013年春・本格始動

レポートタイトル:デッサンを通した野菜や果物との哲学的な再会

12月の授業は今年最後の授業でした。
そして、そんな最後に相応しいとても和やかな雰囲気のなか、生徒さん、そして先生からも嬉しいお言葉を頂いた授業となりました。

テーマは、『見る目をやしなう描き方「デッサンからはじまる美術世界」』

皆さんはデッサンをご存知ですか?
僕はデッサンという言葉を耳にしたことはあっても、実際どういうことをするのか、絵の具を用いて絵を描くのとは何が違うのか全く知りませんでした。

今回の先生は、染色と日本画、それぞれの分野で活動されている美術作家のむらた ちひろさんと寺脇扶美さんのお2人にしていただきました。

今回の授業の生徒さんは普段絵を全く描かない方や大学時代に描いていた方、学生時代、美術の授業は嫌いだったという方まで、日常の生活において「絵を描く」という行為に全くと言ってよいほど触れることのない、むしろ苦手意識のある生徒さんが多かったのがとても印象的でした。
また、面白いことに幅広い年齢層で男性女性がちょうど半分半分の生徒さんたちにご参加いただけました。

さて、まず最初は、簡単に「デッサンとは何か?」「どう描くのか?」を先生に説明していただきました。
しかし、「説明よりもエンピツを自由に動かして描いてみましょう。」の先生の合図のもと、京芋やりんご、かぼちゃ等から自分がモチーフにしたいものを選んで、早速、スケッチブックに描き始めました。

描き始めると言っても、実はデッサンには身近な3Bのエンピツ以外に6Hから6Bのエンピツを使うんだそうです。
エンピツは色が濃いほど数字が上がっていき、そのエンピツを使い分けて、明度(色の明るさの度合い)を調整していきます。
描き方は少し長めに芯を出したエンピツを指の腹で押さえながら、上下左右に動かして、描いていきます。

そして、もう1つデッサンでの重要なアイテムが「練り消しゴム」です。
僕は、小学生の時にコーラやオレンジの香りの練り消しをよく母親にねだって買ってもらったものです。
デッサンに使うのはそれとは少し違い真っ白な練り消しです。
それを細長く伸ばして細かい部分を消すといった使い方をしていくんだそうです。
しかし、ただ間違えた部分を消すだけでなく、「練り消しで消すことによって絵を描いていく。」
といった考え方で使っていくんだそうです。

作業中の生徒さんにお話をお聞きしてみると
「洋梨の見える部分と影の部分のバランスをうまく表現しよう」
と自分なりに挑戦されていたり、先生に
「りんごのシミはいつ描くんですか?」
と質問されて、
「普通は果物の表面の点々はあとで描くんですよ。でも、先に描く方が良い場合もあります。」
と教えてもらっていたり、先生から
「最初は紙を真っ黒にして、濃い薄いはあとから練り消しで描いてくださいね。」
というアドバイスがあると、すぐに実践されていたりと、皆さんすぐにデッサンの世界に入り込んで夢中になっておられる様子でした。

僕はお恥ずかしながら、最初に授業の内容を目にした時に、
「エンピツだけで60分??そんなに力を入れて描けるものなのだろうか?」
と不思議に思っていたのですが、授業が徐々に進んでいくにつれて、衝撃的で奥の深さを感じる場面がとても多く、僕自身もとてもデッサンの魅力に吸い込まれてゆきました。

今回の授業では先述の通り、普段絵をほとんど描かないという生徒のみなさんでしたが、僕がテーブルを1周するにつれて、どの生徒さんの作品もエンピツの黒色と紙の白色だけで野菜の歪さや影の濃淡が写し取られたように表現されており、最後には京芋やかぼちゃ、りんご、洋梨がそっと手に取れそうに感じるいくつものデッサンがそこにはありました。

サポートスタッフ アップル

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

コメントがありません。 ご質問・ご感想など、コメントをお書きください。
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。

この授業への皆さんからのトラックバック

トラックバックがありません。

トラックバック用URL

トラックバック
上の画像の英数字を、上記テキストボックスのurlのあとに入力して送信してください。
例)http://karasuma.univnet.jp/subjects/trackback/172/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。


レポートUP
カテゴリ:【芸術】
定 員 :8人
参加対象:どなたでも