京都カラスマ大学

  1. Home
  2. 概要
  3. 参加方法
  4. 授業・レポート
  5. 先生
  6. キャンパスガイド
  7. ゼミ・サークル
  8. 支援サポーター
  9. 姉妹校

授業詳細

【サステナブル・ファッション学科】

ファッションとサステナビリティ〜ミナ ペルホネンといっしょに考える、ちょっと未来のファッションのこと~

2014年07月05日(土) 14時00分 ~ 15時30分    教室:同志社交友会 新島会館
  • 授業情報
  • レポートUP
  • フォトレポートUP
  • コメント・トラックバック
※1:本授業は先着制です。どなたでもご参加ください。WEB受付は7月3日(木)22時までです。
※2:本授業は、「Re:(リコロン)メンバー」会員限定となります。受講者には当日受付にてメンバー登録を行っていただきますので、入会費おひとり1,000円をご用意ください。すでに「Re:メンバー」の方は、メンバーズカードの提示をお願いいたします。できるだけ釣り銭のいらないようにご用意ねがいます。
毎年、春夏・秋冬、それはもうたくさんの洋服のコレクションが発表されます。
去年よりも、より新しいもの!より刺激的なもの!より今を表現するもの!
その考え方は消費につながり、次の年にはすっかり古びて捨てられていく……
ちょっと前までは「おしゃれ」で「素敵」だったはずのもの。
けれど、まだ着られる洋服をごみ箱に投げ込むときの悲しさは、
だれでも体験したことがあるのではないでしょうか。

今回の先生は、そんな従来のファッションのローテーションを考え直し、
もっと長い時間軸で服づくりを考えるデザイナー、皆川 明さんです。
皆川 明さんは、1995年に「ミナ (2003年よりミナ ペルホネン)」という
ファッションデザインブランドを創始されました。


「 minä perhonen」ホームページ

四条河原町の京都店には、ずっとそこにいたくなるような居心地のよさがあります。
著作やインタビューなどを拝見すると、その落ち着きは実は
皆川 明さんご本人の持つ
雄大な時間軸を持った考え方から来ていたものだったのだと気づくことができます。
そもそも、「10年後にできるようになればいいか」と、
ファッションは学び始めたそうです。
それは、すぐにできることは長くは続けられない、
でも、すぐにできないことは長く続けられるという考え方でした。

いまも、「ミナ ペルホネン」にはその年のコレクション(新作)だけでなく、
これまでのコレクションのアーカイブも公開されています。
お店にうかがうだけでも、並走する時間軸を読み取れるように作られているのです。



近年では、製造過程で余ったハギレの生地をパッチワークにして、
バッグなどのオリジナルのアイテムをつくったりする
「piece,(ピース)」という取り組みがユニーク。
また、アーカイブコレクションを
販売ではなく貸し出すレンタルシステム「lentää(レンター)」も始まっています。

「ミナ ペルホネン」では、古びにくい永遠性のあるデザインを目指しながら、
洋服が持ち手にわたってから丁寧な時間が歩めるように
考え方が複合的に組み合わされているのです。

そんな皆川さんの対談のお相手をお願いしたのは、ファッション批評家の蘆田裕史さん。
京都精華大学ポピュラーカルチャー学部の専任講師であり、
二条城南にオープンした「コトバトフク」の運営メンバーでもあります。
コトバトフクでもまた、生み出されてはすぐセールにかけられてしまうような
ファッションに疑問を投げかけ、もっとゆったりとした態度で
洋服と向き合うことをコンセプトに掲げています。

京都カラスマ大学が、今年2月から取り組んでいる衣料品再生プロジェクトRe:(リコロン)でも、
毎日アトリエに持ち込まれては、新たな所有者を見つける洋服に向き合っています。
洋服ってずっと同じ形を保つ必要も、ずっとひとりの人が持ち続ける必要はないのかもしれません。
洋服とのつきあい方、つまり洋服の一生について、いままでのやり方とは
違うものを考える時期に来ているのではないでしょうか。

この授業で、洋服のちょっとあたらしい未来、
これまでとは違う暮らしのかたちについて一緒に考えましょう。


【授業の流れ】
13:30 受付開始
14:00 はじまりのあいさつ
14:10 トークセッション「ファッションとサステナビリティ」
15:10 質疑応答
15:30 アンケート記入のち、解散

主催:同志社大学公認服飾団体 neuf、衣料品再生プロジェクト「Re:」、NPO法人 京都カラスマ大学

※「サステナブル・ファッション学科」は、Re:(リコロン)プロジェクトとのコラボレーション授業です。
「Re:(リコロン」は京都のテキスタイルメーカーひなやが推進する衣料品再生プロジェクト。
持続可能な循環型社会を目指し、衣料品のリユース、リメイクを推進するプロジェクトです。
「サステナブル・ファッション学科」では、企業やクリエイターとともに持続可能なファッションを考えていきます。


(授業コーディネイター:持木百合香)


注意事項
※1:本授業は、「Re:(リコロン)メンバー」会員限定となります。当日受付にてメンバー登録を行っていただきますので、入会費おひとり1,000円をご用意ください。すでに「Re:メンバー」の方は、メンバーズカードの提示をお願いいたします。

皆川 明 / minä perhonen デザイナー

ファッションブランド ミナ ペルホネン デザイナー。 1995年に「ミナ(2003年よりミナ ペルホネン)」を設立。 独創的なストーリー性のあるオリジナルデザインの生地による服作りをはじめ、国内外の生地産地と連携し素材や技術の開発に注力する。デンマークkvadrat社をはじめとする海外のテキスタイルメーカーや、フランスのバレエブランドrepettoにもデザインを提供。近年ではファッションに留まらず、インテリアデザインやそのためのファブリック開発も精力的に行っている。「 minä perhonen」ホームページ

蘆田 裕史 / 京都精華大学専任講師

京都精華大学専任講師。主な著書に『ファッションは語りはじめた』(共著、2011年)、訳書にマリオ・ペルニオーラ『無機的なもののセックス・アピール』(共訳、2012年)など。ファッション批評誌『vanitas』編集委員、ファッションのギャラリー「gallery 110」運営メンバーとしても活動している。「 changefashion」ブログ

今回の教室:同志社交友会 新島会館

住所:〒602-0867 京都市上京区寺町通丸太町上ル
TEL:075-251-4393
当日の連絡先:080-6177-0775(京都カラスマ大学)
※問い合わせは場所の確認のみ、お願いいたします。授業内容につきましては、京都カラスマ大学までお尋ねください。       
最寄り駅:京阪京都線「神宮丸太町駅」より徒歩約10分、京都市バス・京都バス「河原町丸太町」より徒歩約5分、京都市営地下鉄「丸太町下車」「京都市役所前」から徒歩約15分
地図を見る

昭和60年、同志社校友会創立百周年を記念し、校友のシンボリックメモリアルホールとして校友会が建設。ジョージアンスタイルを現代風に取り入れた、瀟洒な校友会館です。校友会事務室をはじめ、大ホール、礼拝堂、ラウンジ、談話室、会議室、厨房等の設備を有し、2階は500人を優に収容できる大集会に対応できるよう設計されている。 会場は、新島襄先生生誕記念会、リユニオン、校友会総会はもとより、卒業生による結婚式、披露宴、レセプション、ゼミナール諸会合、クラブ・サークルOB会、学校関係諸会議、学術関係諸会議、シンポジウムなど多種多様に利用できる。
「同志社交友会 新島会館 」ホームページ

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)

レポートタイトル:ミナペルホネンのものづくり哲学

 ふんわりとした雰囲気で北欧のようなデザインの可愛い服や家具、ショップを見ているだけで楽しくて幸せな気分になれる♪でもちょっと手が出しにくいお値段…というのが私のミナペルホネンのイメージでした。
今回の授業は募集開始すぐに定員に達してしまったので、追加募集し、スマ大授業過去最大の生徒募集人数になったとっても人気な授業です。
そんな魅力を持つミナペルホネンを設立した皆川明さんと
現行の流れが早いファッションのシステムに一石を投じる試みとしてゆっくりとした態度でファッションと向き合うことをコンセプトとした「コトバトフク」を運営されているファッション評論家の蘆田裕史さんがインタビュアーとなりちょっと未来のファッションについての対談授業です。

現在のファッション業界は年に2回新作ができ、半年でセールになり、流行が終わって捨てられていく。という安く、早くというサイクルで回っています。そういうファストファッションと言われる裏側では服作りに関わる人たちの賃金に合わない仕事の多さ、生産する発展途上国では労働環境が悪く、酷使される労働者がいるという弊害があるという記事を私も読んだことがあります。
 皆川さんはファッションショーの手伝いがきっかけで服飾の道に入られたそう。服飾学校でも2年のところを3年かけて卒業され上達するのに時間がかかるタイプ。しかし、長いスパンで考えることができる。その長い間かけて上達する間に考える時間があり、工夫できるとおっしゃっていました。
長く愛用してもらうために、良い素材を使い、素材に合った仕立てをし、飽きないデザインを工夫し、最善を尽くした服を作り、適正な価格で販売することをされています。
安い商品を1年単位で買い替えるより、高くても長く愛用してもらえることにより経済にも影響させず、さらにいい服を持つという幸福感がある。近江商人の三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」+作り手もよしという誰かにしわ寄せがいくことがない社会に配慮した服作り。

そして、新しい取り組みとして若い人達が高価でなかなか手が届かない良い服に実際に触れて体験して欲しいとブランドが服をレンタルするという初の試み「lentää(レンター)」をされていたり、材料を無駄なく使いたいという思いから、生地の端切れから作った雑貨のブランド「peace,」の収益は児童福祉施設に寄付され子供たちの進学や習い事の費用にされていたりするそうです。

 服のデザインだけではなく、みんなが幸せになれるよう社会のバランスもデザインする皆川さんのものづくり哲学、対談の受け答えの口調も丁寧にゆっくりとわかりやすく答えられているのが皆川さんのゆったりと優しい人柄が垣間見えました。
 参加された生徒の方たちもメモを取りながら真剣に話に聞き入っていたり、質問がどんどんされていたりと、
授業終了後のアンケートにもその哲学に感動したという声も多かったです。
 自分を表現するファッション、こういう優しさも表現できるということ。経済的な服も魅力的だけど、社会のことを考えたちょっと未来の服選び。私も皆川さんのものづくりへの姿勢に魅せられ、いつかミナペルホネンの服でおでかけするのを楽しみにするファンの一人になりました。

サポートスタッフ:文/かずえ 写真/辻 晃幸

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

コメントがありません。 ご質問・ご感想など、コメントをお書きください。
コメントを投稿するには、会員登録した後、ログインして頂く必要があります。

この授業への皆さんからのトラックバック

トラックバックがありません。

トラックバック用URL

トラックバック
上の画像の英数字を、上記テキストボックスのurlのあとに入力して送信してください。
例)http://karasuma.univnet.jp/subjects/trackback/211/a1b2c3d4e5
また、トラックバックは承認制のため表示に多少時間がかかります。


レポートUP
カテゴリ:【サステナブル・ファッション学科】
定 員 :150人
参加対象:どなたでも。リメイクやサステナブル(持続可能)な暮らし、ファッションに興味がある方。