京都カラスマ大学

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授業詳細

【家庭科】

金継ぎと漆、繕う心~大切にしたいと思うから大切になるんだ~

2015年10月10日(土) 14時00分 ~ 16時00分    教室:Event Space Utari
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※1:本授業の抽選は9月28日(月)に行います。抽選予約受付は9月28日(月)20時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、10月7日(水)20時まで先着順で
お申し込みを受付いたします。
※3:当日、材料費として、おひとり1,000円をちょうだいします。できるだけ釣り銭のいらないようにご用意願います。
※4:当日は、欠けている陶磁器(1cm以内程度)(ヒビも可)と筆記用具・カッター・金継ぎ作品を持ち帰るための箱をお持ちください。金継ぎ部分が完全に乾ききらない状態で持ち帰ります。
エプロン着用もしくは汚れてもいい服でお越し下さい。また、長い髪の方は漆がつかないようまとめるための髪ゴムもお持ちください。
【祝*7周年特別企画授業*第4弾】


最近、モノを購入するのに慎重になっています。
必要なものはすでに十分持っています。
それでも、本当に好きなものに囲まれて暮らしたい。
「素敵!」を求めて、雑貨屋さんや手作り市を巡る日々です。

お気に入りを求める中で出会ったモノは、特別な存在です。

やっと出会った大切なものを、もっと大切にすること。
今回はそんな心と方法を学ぶ、「金継ぎ」の授業です。



金継ぎとはお皿を繕う技法のこと。
欠けたり割れたり、ヒビの入った陶磁器を漆でつなげ、金紛で仕上げます。

壊れかけた食器をお直しできるばかりか、
つないだ部分に偶然できた模様を風景として楽しむ粋な文化です。

教えてくれるのは、漆作家の市川さん。
親しみやすい"生活の中の漆"を目指し制作を続けられています。

授業ではなんと!実際に金継ぎが体験できちゃいます。
1cm以内の欠けかヒビの入っている陶磁器をお持ちください。
「好きだったのに欠けちゃった!でも捨てられない・・・」
そんな食器やカップなどを携えて集合!です。

大切にしたいと思って繕う。するともっと大切になるんです。
きっと。



【授業の流れ】

13:30 受付開始(2階 イベントスペース ウタリ)
14:00 はじまりのあいさつ、先生紹介
14:10 繕いのこころ
14:20 金継ぎワークショップ
     ~金継ぎの話、漆の話をはさみつつ~
16:00 アンケート、集合写真、解散

~放課後お茶会~
会場である1/8ビルディングの屋上が素敵なので
放課後に気軽なお茶会を行います。
先生に金継ぎの相談もしてみてくださいね。
漆の器とおぜんざいでおもてなし。
漆器の口当たりを改めて感じてみましょう。

※雨の場合は屋内で行います。


(授業コーディネーター 持木百合香)

市川 陽子 / 漆作家

2011年京都市立芸術大学大学院工芸専攻 漆工修了。 学生時代から、同期の唐澤祥子と共に「てのひらぼ」として作家の作品を使って鑑賞する「てのひらカフェ」を企画・開催(2007年〜)するとともに、手づくり市や展示会で日々楽しめる「漆のもの」を提案。 日本の文化や精神を育んできた農や手しごとも大いに学びつつ、生活の中の「漆」を考えながら制作とワークショップを続ける。拾いものが好き。

今回の教室:Event Space Utari

住所:住所:〒604-8381京都市中京区西ノ京職司町67-15
1/8bldg.(ワンパーエイトビルディング)2F Utari
電話:075-821-2646※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願いいたします。
授業内容につきましては、京都カラスマ大学までお尋ねください。

最寄り駅:地下鉄東西線二条城前駅

教室までの行き方:JR二条駅・より徒歩10分
地下鉄「二条城前」駅3番出口 徒歩5分
市バス・京都バス「神泉苑」バス停 徒歩1分
会場には駐車スペースがございませんのでご了承ください。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)
地図を見る

緑豊かな二条城の南側、神泉苑の旧敷地内に建つリノベーションビル、1/8bldg.(ワンパーエイトビルディング)。 各所にアンティークやヴィンテージの家具を配置し、雰囲気のあるアトリエやギャラリーが入居しています。2階のレンタルスペースUtariはアイヌ語で「仲間」を意味し、落ち着いた雰囲気のカルチャースペースとなっています。同ビル4階にあるキッチンスペースはIpe、同じくアイヌ語で「いただきます」を表す言葉。思わず立ち止まって見入ってしまうような素敵な発見のたくさんある建物です。

レポートタイトル:陶磁器さんの人生の大イベント 金継ぎ

大切な食器を割ってしまったという経験は誰でも1度ぐらいあるはず。
接着剤で直しても、口をつけるものだし、見た目が残念だし、泣く泣くお別れしたことはありませんか?
それをその部分を美しく魅せて、かつ安全に直せる方法、それが金継ぎ(きんつぎ)です。
今回の授業では、半日あれば直せる簡易金継ぎを習いました。
おっちょこちょいな私にぴったりな授業です。

金継ぎの工程はこういう感じです。
1.最初に欠けた部分にパテをつけて欠けを直します。
2.パテが固まったら、カッターとやすりを使って、形を整えます。
3.その上に生漆という漆の木からとった漆を塗ります。
4.さらに後で金粉が映えるように弁柄漆という弁柄を混ぜた赤い漆を塗ります。
5.漆が半渇きぐらいで金粉をふりかけます。
6.乾燥させたら出来上がり!

金継ぎで使用する漆は歴史が古く、縄文時代から触るとかぶれることから魔よけとして考えられ、神具などに使用されていたんですって。
そして漆は1本の木からほんの150㏄しか取れないもので、漆を取ったら枯れてしまうそうです。
そんな貴重なものを使用してお椀などはできていたんですね。
毎日使用するお椀に頭を下げたくなります。

そしてこの金継ぎという技術は、茶道が盛んになった室町時代ぐらいから盛んになったそうです。
きっと貴重なお椀を割ってしまった人が直そうとして始まったんでしょうね。
日本に一昔まで根付いていた、モノを大切にし、繕い、形を変えながら大切にした時代の素敵な技術です。

パテを削り形を整えようとカッターで削っていたら、せっかく直した部分がぽろっと取れてしまったりと、ハプニングが起きながらでしたが、久しぶりの工作を楽しみながら作業できました。
大切にしている食器が元に戻ってとっても嬉しいのはもちろんのこと、皆が持ってきた食器の話を聞くのが楽しかったです。

小学生の時に友達からプレゼントされた食器を10年以上使い、欠けながらも今日まで大切にしてきたお椀、
友達のカフェで使う、修理するには責任重大な渋いカップ、
室町時代かもしれない骨董市で見つけた小瓶、
お節の数の子を入れるおめでたいことに使用される器、

いっぱい思い出と一緒に生きてできた傷を治してお化粧する、うつわ達の一大イベントをお手伝いできた楽しい一日でした。

レポート:かなっぺ
写真:あいこ

追伸:放課後に、漆塗りのお椀で戴いたぜんざいは格別でした。

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【家庭科】
定 員 :12人
参加対象:モノを大切にしたい方。修繕・お直しに興味がある方。金継ぎに興味があるけれど、実際に技法を見てみる・やってみるチャンスがなかった方。