京都カラスマ大学

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授業詳細

【文化】

伝統は、今日も刻々と軽やかに進化する。〜「竹中木版」5代目摺師が描いた、京都と世界と未来としごと〜

2016年02月07日(日) 09時50分 ~ 11時40分    教室:京都リサーチパーク町家スタジオ
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※1:本授業の抽選は2月1日(月)に行います。抽選予約受付は2月1日(月)20時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2月5日(木)20時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
カラフルでポップなブックカバーやポチ袋。
「竹笹堂」の雑貨は、京都四条の本店だけでなく、
東急ハンズや書店、百貨店にもならぶ
人気のおみやげステーショナリー。

びっくりするのは、
これが機械出力のプリントではなく、
昔ながらの手摺りの技術でつくられた
木版作品であるということ。

つまり、手で彫った版木に、
一枚一枚和紙を置き、バレンで摺った、
れっきとした伝統工芸品でありながらモダンアート。
なのに、「プチプラでかわいいおみやげ」として
気に入れば、実に気軽に手にいれられるのです。

今回の先生は、
この「竹笹堂」というブランドを通じ、
木版画の現代へのプロモーションを担う、
「竹中木版」5代目摺師、竹中健司さん。

2008年、
記念すべき京都カラスマ大学の開校日に
「ちょうどやりたいことあってん、やろやろ!」
と気前よく授業をひきうけてくれた先生でもあります。
「公開木版体験〜人力輪転機!?」授業ページへ


あれから7年。
今、京都の伝統工芸に、世界中が夢中です。

ゼロ年代、間違いなくその最先端を走る木版職人、竹中健司さん。
ステレオタイプな「職人像」を軽やかに裏切り、
まるで未来に向かって波乗りでもしているかのような人。

そんな竹中さんの目に見えている、
職人の未来、工芸の未来、京都の未来としごととは?


【授業の流れ】
09:30 受付開始
09:50 はじまりのあいさつ、先生紹介
10:10 先生のおはなし(聞き手/高橋マキ)
10:50 「今のはなしをどう聞いた?」
11:10 みんなでトーク(質疑応答)
11:40 アンケート記入後、解散


※本授業は、岐阜県大垣市「おむすび博」プロジェクトメンバーのご視察の要望に応えて生まれました。

(授業コーディネイター/高橋マキ)

竹中 健司 / 竹中木版五代目摺師 / 木版画作家 / 竹笹堂代表

竹中木版現当主竹中清八に幼少の頃から指導を受け、摺師として木版印刷の技術を習得。その技量を認められ5代目を襲名する。 木版印刷技術の振興・普及のため、「竹笹堂」を設立。全国で木版画教室を開催する他、アメリカ各地でのワークショップや、フランスなど世界各国での木版印刷の調査を行う。 また、京都木版画工芸組合副理事、京都版画出版協同組合理事、文化庁選定浮世絵木版画彫摺技術保存協会理事、立命館大学特任研究員を務め、京都市立芸術大学で教鞭をふるうなど、木版印刷の研究・保存・継承に尽力する。 平成11年に、木版印刷による商品開発・企画・各種プロモーションを行う「竹笹堂」を設立。代表取締役兼クリエイティブディレクターとして、現代アートシーンのクリエイターとのコラボレーション作品や、大手企業イベントのプロデュースを行うなど、活動の幅は多岐にわたる。 自身も木版画作家として数多くの作品を生み出し、色彩を巧みに操るその作風は海外からの高い評価を受け、ボストン美術館やホノルル美術館に作品を所蔵される数少ない現代木版画作家の1人である。(写真/@HAL KUZUYA)
竹笹堂オフィシャルサイトへ

今回の教室:京都リサーチパーク町家スタジオ

住所:京都市上京区福大明神町128
電話:075-432-8063
※お問い合わせは所在場所についてのみ、お願いいたします。
授業内容につきましては、京都カラスマ大学までお尋ねください。

教室までの行き方:
●JR京都駅から
市バス(9系統・快速9系統・50系統)「堀川中立売」下車 徒歩1分

●地下鉄烏丸線今出川から
徒歩20分

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)
地図を見る

1999年にオープンした起業支援と地域交流のための施設。これまで、新産業向け人材育成プログラムや、地元3小学校の有志で組織した「西陣こどもデジタル探検隊」プロジェクトなどの活動拠点となってきました。2002年4月には特定非営利活動法人として「京都西陣町家スタジオ」を設立。その流れを引き継ぎ、2010年4月からは京都リサーチパーク(株)が新たな活動を開始。ビジネスに対するさまざまな人(学生から企業経営者まで)・物(ハードや技術)・事(アイデアや悩み)・が交差するビジネスシーズ創造スペースです。
▶KRP町家スタジオHP

レポートタイトル:古き良き「伝統工芸」を次の世代へ

春恋しい如月に日本の伝統的建物町屋にて
日本の「伝統工芸」について木版画を通して
「伝統工芸」の四字に込められた意味を教わりました。


「伝」:「伝える」
古の習わしをそのままの形で次の世代へお渡しする、
江戸時代から使用している染料を使用したり、子弟制度で教えたり、
良いものは変えたり壊したりする必要はどこにもないですよ。

「統」:「統べる」
良いことは関連し合っています。
版画を極めるためには版画だけ頑張っても浅いものになります。
だから竹笹堂では三味線、書、武道など他の文化も一緒に学んでいるそうです。

「工」:「巧み」
技術とは、カン、コツを積み重ねることで整っていくもの。
大切なので途切れないように工法を伝えていくことが重要なのです。

「芸」:「芸術」
美しいもの、ほっとするもの、魅せられるもの
人を感動させるものは時代を超えて残るものです。


そう教えていただくと「伝統工芸」が凄い手の届かない重みのあるものに感じました。
そんな手の届かないかもって思った「伝統工芸」を、
ブックカバーにするなど身近にしてくださったのが、
今回の先生、「竹中木版」5代目摺師(すりし)、竹中健司さんです。

摺師って何!? 木版を摺る人を摺師(すりし)と呼びます。

なんと版画はたくさんの分業から成っていました!
版画の工程だけで図案を考える人、その図案を彫る人、版を摺る人がいます。
更に版になる木を切出す人、版の形に整える人、掘るための道具を作る人、
和紙を作る人、和紙の材料を採取する人、絵具を作る人、するときに使う”ばれん”を作る人、
その人たちがみんな頑張って、感動する「伝統工芸」に昇華するんですね。

そんな人々の後継者問題、材料入手問題が昨今問題になっています。
困ったな、誰かどうにかしてくれないかなって待つのではなく、竹中さんは自ら行動されていました。

「彫師がいなくて困るなら、彫師さんも育てよう、
彫師さんと摺師さんが育つよう、たくさん摺れるものを作ろう、
ならば普段使いのものを売ろう」

「木版用の山桜がないなら、自分の足で探しに行こう、
そしたら山桜は山にいっぱいあったけれどもっと売れるところに流れていた。
ならば木が無くなる心配はしなくても良いのかな。
でも楽しみも兼ねて植樹してお花見をしよう」

悩ます問題も、誰かに解決してほしいって思うのではなく
自ら行動すると、自分で頑張れば解決できる内容になりますね。

私も困っていることを自らの問題として一歩踏み出してみたくなる授業でした。


レポート:かなっぺ
写真:辻

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【文化】
定 員 :12人
参加対象:どなたでも