京都カラスマ大学

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授業詳細

【日本文化】

無になるじかんの提案(5)〜両足院の坐禅体験〜

2016年03月13日(日) 08時40分 ~ 10時00分    教室:建仁寺塔頭両足院
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※1:本授業の抽選は3月13日(日)に行います。抽選予約受付は3月7日(月)22時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合や抽選後キャンセルが発生した場合は、3月10日(木)20時まで
先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:受講料は無料ですが、両足院への志納料として、当日おひとり1,000円をちょうだいいたします。できるだけ、釣り銭のいらないようにご用意願います。
※4:服装にご注意ください。防寒用のひざかけやショールをお持ちください。ゆったりとあぐらをかける服装がベスト。ふさわしくない服装は、細身のジーンズ、ミニスカート、フード付き上着です。
2011年3月11日の東日本大震災発生から5年。

5年という年月は、短いようで長く、
東北から遠くはなれた京都に暮らすわたしたちの多くにとっては、
地理的な距離感と、5年という年月によって、
あの日のできごとが、
静かに着々と、風化してきているような気がします。

それでもやはり、3月がやってくると、
あのときに考えたことや、感じたこと、不安に思ったこと、
なにかしたい、しなければと思った気持ちや、
あたりまえがあたりまえじゃなかったことへの戸惑いなど、
さまざまな思いがこころをよぎります。

あの日を境に、わたしたちは、
311以前とはナニカが明らかに異なる日々を過ごしています。
そのことに、気付いてないふりをしていませんか?
大切な気付きに、蓋をしてしまっていませんか?

坐禅とは、「自分の内側に向き合い、無になる時間」。
本授業は、東日本大震災直後の3月から年に1度開催しているシリーズ授業で、
その方法と意味をまなびます。今回はその6回目。
教室は、普段一般拝観していない、建仁寺塔頭「両足院」。
先生は、スマ大世代の副住職。

カラスマ大学の取り組みは、「持続可能な社会」を作るきっかけのお手伝い。
地域のセイフティネットとしてのコミュニティづくりをサポートすること。
となりのひととも、遠くのひととも、いつでもすぐに助けあえる知恵をまなぶこと。

「いつもと変わらず」京都のまちとひとをつなげる役割を、
芯をもって担いたいと願う「京都カラスマ大学」が、
できれば今後も毎年3月にくり返し続けていきたい授業です。

<授業アーカイブ/レポートはこちらから>
2011年授業
2012年授業
2013年授業
2014年授業
2015年授業


【当日の流れ】
8:30 建仁寺内「両足院」門前に集合。出欠確認と集金。
8:40 みんなで寺内に移動。 
9:00 本尊拝観と焼香
9:05 坐禅の説明
8:55 坐禅(あいだに小休憩あり)
9:50 法話 
10:00 終了
放課後 希望者のみスタッフと近所でほっこりお茶タイム(自由参加、1時間程度)


(授業コーディネイター/高橋マキ)

伊藤 東凌 / 「建仁寺塔頭両足院」副住職

今回の教室:建仁寺塔頭両足院

住所:住所:京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町591
電話:075-561-3216
※お問い合わせにつきましては、所在確認についてのみお願いします。授業内容につきましては、京都カラスマ大学(080-6177-0775)にお尋ねください

最寄り駅:阪急京都線「河原町」下車徒歩10分、京阪「祇園四条」駅下車7分
教室への行き方:四条通より花見小路を南へ、つき当たりが「建仁寺」、その境内南側に両足院があります。
地図を見る

建仁寺の開山・明庵栄西(みんなんようさい)禅師の法脈・黄龍派(おうりょうは)を受け継ぐ龍山徳見(りゅうざんとっけん)禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院。 開山当時は「知足院」。龍山徳見禅師の遺骨が知足院に葬られてからは、徳見禅師の法脈を継ぐ当院3世文林寿郁(ぶんりんじゅいく)の両足院・一庵一麟(いちあんいちりん)の霊泉院などの黄龍派寺院の本院。 創建された当時の両足院は、知足院の別院、または徒弟院(つちえん)として建仁寺開山堂・護国院の中にあったが、天文年間の火災の後、「知足院・両足院」両院を併せて「両足院」と称することとなり現在に至る。通常は一般拝観不可。
両足院ホームページへ

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)

レポートタイトル:“身体感覚”の大切さ

まだ冬の寒さがしぶとく残る早朝の京都は両足院に
坐禅を体験しに17人のヒトが集まりました。

僕自身、久しぶりに京都カラスマ大学ボランティアスタッフとして
生徒のみなさんのお出迎えを担当しました。
みなさんに楽しんでいただこうと
すこしテンションの高いキャラでいったことが良かったのか悪かったのか・・・
(最後のアンケートで「スタッフの男子が面白かったです」と頂いたので良しとしよう笑)

一番遠方からは高槻市からの方が来られる授業となりました。
生徒のみなさんの中にはお友達同士の方もいらっしゃいましたが、
基本的にはお一人で、坐禅自体も初めてという方が大半でした。
全員が揃うまでは静かに、すこし緊張していらっしゃる様子でした。

生徒のみなさんが揃い、いよいよ両足院の中に入ります。
靴を脱ぎ、下足入れに丁寧にしまい、ひんやりとする廊下をそろそろと歩いていきます。

まだ坐禅開始時間ではないので、廊下に荷物を置き、お手洗いに行ったり、
お庭の写真をカメラに収めるなどして開始時間まで各々自由に過ごしていました。

9時になり、本日の先生である両足院副住職伊藤東凌先生が方丈内からお越しになりました。
今日の坐禅体験場所である方丈内への入り方のご指導を受けて、
生徒のみなさんはまだ少し緊張した面持ちで方丈内へ。

いよいよ坐禅体験が始まります。
伊藤先生から「坐禅」とはなにかについて説明がありました。
よく言われている「坐禅は心を無にしないといけない」というのは本質では無いとピシャリ。

坐禅とは「身体感覚を感じること」であると。

と言われても僕らはすぐには理解できません。
「まず身体感覚が何なのかを感じてみましょう」と伊藤先生に言われ、
みなさん左腕を胸の前にあげ、左腕に感じる感覚を探し始める。
ピリピリとした感覚や、電気信号が走る感覚と先生は仰っていました。

僕もそれらしきものを感じて、右腕も同様に。

難しいことは考えずに自分の身体を感じるようにいったんそのまま坐禅をしましょうと。

一回目は5分間。
僕は終わる頃に上半身が少し前のめりになっていました。

伊藤先生からは「坐禅は下半身がしっかり組まれていたら、
上半身が揺れていても構わない。
自然の木も幹はしっかりしているが枝葉が揺れているでしょう。人もそれと同じです。」と。
たしかになぁ。

「自分の身体がいま何を感じているのか」を意識して、
締めるところは締めて、緩めるところは緩めていても良いと僕は理解しました。

こうでなきゃいけないと頭で考えるのではなく、
自分の身体がいまどうなっているのかを観察すること、
伊藤先生の仰る「身体感覚」を大事にすること。

これはひいては物事を自分事に捉えることに繋がるのかもしれないと思いました。
自分の生活は自分の一つ一つの判断(感じる)に依ると。
それを素直に、心と身体を使って感じる。

そう思えば、極端に言えば座布団の上で足を組むのだけが坐禅ではないなと思えてきました。
日々の自分たちの生活の中に坐禅の要素は入れ込めると想ったら、なんだか思想が生まれた起こりに想いを馳せていました。

思想は人々の普段の生活があったからこそ生まれたはずだと。

今回の授業は元は東日本大震災の後に敢えて「考えない時間」を作って
われわれ自身が落ち着こうとしたところから始まっています。

僕自身も東北に身寄りもおらず、震災を自分事にすることがまだ出来ていませんが、
坐禅を通して、日々の自分の身の回りのことに
意識的になることの大切さを今回の授業で改めて教えていただいた気がします。

生徒のみなさんとスタッフの一部は授業後にカフェに行ったそうですが、
用事で行けなかった僕としては何が話し合われたのか気になるところです。


レポート:べっち
写真:かずえ

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【日本文化】
定 員 :15人
参加対象:どなたでも