京都カラスマ大学

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授業詳細

【文化】

自産自消【前編】酒器つくる 〜自らの手で作陶しよう!〜(午前の部)

2009年04月11日(土) 10時00分 ~ 12時30分    教室:酒器 今宵堂
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※1:本授業の抽選は3月31日(火)に行います。(抽選予約受付は3月30日(月)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、4月8(水)0時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
自産自消シリーズ、前編【午前の部】。
(工房のスペース上、一度に作陶できる人数が8名ほどですので、【午前の部】10:00-12:30と【午後の部】14:00-16:30の二部制で開講いたします。ご都合の良い時間帯でいずれか一部を選択してください。)

このシリーズは『日本酒百景酔暦』 http://yoigoyomi.jp/との共同企画授業。
『地産地消』はよく聞くけれども、『自産自消』ってなんだろう?
そのコンセプトは「自ら作り、自ら使う。少しばかりの趣と共に」。

私たちが何気なく手にする器。普段あたり前のように用いている器を自らの手でつくり、それが自身の生活のなかでどのように活かせるのかをイメージしながら、楽しく自由に作陶していただきます。

今回つくる器は【酒器2種類(ろくろ+手びねり)】と【皿1種類(たたら)】の合計3種類。

酒器はその口の形により、味わうときに注がれたお酒の風合いが変わります。この授業は【大人(20歳以上)限定】で、実際にいろんな種類の酒器に盛られたお酒を嗜みながら、自分好みの酒器や皿をつくります。

授業は、北大路に工房『今宵堂』を構え、陶芸家として活動する上原連さん・梨恵さん夫婦を先生に、酒器のものがたり、種類、土の性質や焼き色、釉薬などについてお話しいただきながら、楽しくわいわいと酒器づくりを体験。

日常を豊かに暮らすための新たな一歩、踏み出しませんか?!

仕上がった作品3種類は、5月9日(土)特別授業「自産自消 【後編】酒器つかう ~鴨川納涼床でおいしい料理とともに~」の教室『もち料理「きた村」』さんでプロの料理が盛られた状態で焼き上がりを確認し、酒器による味わいの違いや皿の違いにより料理の見栄えがどうかわるかの違いを学びます。
みなさんの作品は、鴨川納涼床において、夕暮れで紫に染まる東山を眺めながら地酒とともに授業を楽しんでもらったのちに、木箱・紙箱に納め当日お持ち帰りいただきます。先生は『きた村』主人・北村保尚さんと上原連さん・梨恵さんです。

【授業の流れ】
1. 自己紹介とグループ分け
2. 講義・酒器とともに酒を嗜む・酒器と皿のイメージづくり
3. 作陶体験(ろくろ2名、手びねり2名、たたら4名をローテーション)
4. 質疑応答と感想

(授業コーディネーター/太田乃輔)

【注意事項】


※1:この授業は自産自消シリーズ4月11日(土):前編(酒器つくる)・5月9日(土)後編(納涼床・酒器つかう、開催時間15:00-16:30を予定)の連続授業ですので、両方に参加できる方のみ募集いたします。
※2:当日は前編の4月授業の材料費2,000円(作陶、土代、焼き代、木箱・紙箱代含む)と、後編の5月授業の材料費3,500円(食事代、酒代、床代)の合計5,500円を頂戴いたします。
※3:酒器の形によりお酒の風合いが変わることを実感するためにお酒を少々たしなみながら授業が進行されますので、【20歳以上の方限定】の授業となります。
※4:土を使いますので、多少汚れても良い服装でお越し下さい。
※5:当日の材料などの準備のため、4月1日(水)に京都カラスマ大学事務局より(注)出欠確認のご連絡をさせて頂きます。5日(日)までに出席のお返事を頂けない場合はキャンセル扱いとさせて頂きますのでご了承下さい。

上原 連・梨恵 / 酒器 今宵堂/陶芸家

・上原 連
 1974年、福岡出身。東北芸術工科大学情報デザイン学科卒。京都にてTVゲームのGUIデザインに携わった後、京都・福岡でやきものを学ぶ。
・上原 梨恵
 1980年、大阪出身。京都外国語大学イスパニア語学科卒。アントニオ・ガウディに刺激され、もの作りに興味を持ち、京都でやきものを学ぶ。
 2006年、結婚と同時に「酒器 今宵堂」を始める。日常の中の呑み喰いのための器(盃や、肴を盛るための小皿等)を制作する工房として北大路にて活動中。

今回の教室:酒器 今宵堂

住所:〒603-8131 京都市北区小山上内河原町52-5
電話:075-493-7651( お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、京都カラスマ大学までお尋ねください。)
最寄り駅:■地下鉄烏丸線「北大路駅」を下車、1番出口より北へ徒歩約5分。

【教室までの行き方】
地下鉄烏丸線「北大路駅」を下車、1番出口より北へ徒歩約5分。
地図を見る

地下鉄烏丸線北大路駅から歩いて5分、賀茂街道にほど近い閑静な住宅街に酒器づくりにこだわった工房『酒器 今宵堂』を2006年に始める。

仕事から帰って、ひとり小酔の晩酌。気の許せる仲間との楽騒なる酒宴。そして、大切な人とふたりきりで呑んで過ごす、ゆっくりとした時間。
そういった暮らしの中にある「呑む」ための時間をもっと豊かに、という思いを込めて、酒器や食器の制作をしております。

http://www.koyoido.com/

レポートタイトル:器とていねいな暮らし ― 酒器と酒と酒肴 ―


◆ まず、ごあいさつのカンパイを。
本日の先生は今宵堂※1をご夫婦で営んでおられる作陶家の上原連さんと上原梨恵さん。はじめましての自己紹介とともに全員で祝盃(さかずき)を上げてスタートです。
◆ 盃を愛でて酒を味わう。
「盃によって飲み口が変わることを実感してみてください」といろいろな形の盃が配られお酒を飲み試します。同時に梨恵さんお手製の酒肴が盛られたお皿も配られます。盃もきちんと冷えていて快晴で気温が高い今日にぴったりの口あたり。自然と場の空気は和やかに、皆さん以前からのお知り合いかのように差しつ差されつ。それは酒肴が進むにつれ盛んに盃を取り交わします。まずは五感を使って自分の盃のイメージを描きましょう。
◆ 味蕾(みらい)を感じる盃。
「飲みながら、食べながら、どうぞ寛いでお聞きくださいね」と終始こちらの居心地をほぐしながら、器の事細かな事を丁寧に教えて下さいました。
従来、舌には味蕾という味を感じる小さな器官が約10,000個あって、5つの味覚を感じる場所があると考えられていました。例えば舌先のあたりはより甘味が強く、反対に喉元付では苦味が強く感じられるとか。そのため、お酒の特徴に当たる形状を、例えば甘味が特徴のお酒であればより舌先に注がれやすい形状を考えて作る。現在では味覚と舌の感覚については諸説あるようですが、感覚を理論に基づいて作成された器は存在するのです。そして何より実際においしいと感じてしまう!
◆コラボ企画「百景酔暦※2」
今回の授業用に「街の飲食店ではあまり飲めない珍しい日本酒を」と、粋な計らいでレアなお酒をご用意くださいました。にごり酒で有名な京都伏見の「月の桂」ですが、今日は清酒で登場の「月の桂 純米吟醸酒」。そして急遽もうひとつ追加くださったのは、百景酔暦の南部さんが自ら3年の歳月をかけて古酒に仕上げてくださった逸品「九々鱗 純米大吟醸 3年古酒」。 ほんのり黄金色のお酒でした。コラボのおかげで今まで知らなかった日本酒を知り、ちょっとした優越感に浸ります。
◆ 作品の初披露の舞台は、新緑の鴨川納涼床にて。
今日の作品は1ヶ月後にもち料理「きた村※3」さんで、プロの料理人に盛り付けられて登場します。器の上に空間が多いと盛り付けやすいという料理人さんのアドバイスを基に、お料理を意識しながら作ってみましょう。
◆気持ちがどんどん盛り上がり、いざ作陶!
さていよいよ実習です。腕まくりして準備OK!
1日ではとうてい完成できないのが作陶工程。本日は土を使って形を作る成型工程を体験することになります。
【作陶の大まかな流れ】
 成型  → 乾燥 → 素焼き → 釉がけ → 本焼き → 完成
成形工程でまずは土練りと菊練りから教わります。こちらは地味な作業なためか陶芸教室では省かれがちですが、本来とても大切な基礎。
先生の見よう見まねで生徒さんも土を触ってみるのですが、土を練るだけでも思うようにはいかず「あれ?うーん難しいなぁ」と声が聞こえます。でも、なかに「うどんを手作りしたことがある」と言われた生徒さんが!土扱いも要領をよく練っていらっしゃってさすがの手さばきでした。
◆手びねり・たたら・ろくろを体験
本日の成形工程は以下の3つの手法を使って酒器と器を作ります。
【手びねり】回転台の上に土の土台を据えて細長いヒモ型土を重ね指で伸ばしていきます。おもに手で器をつくる手法のため手づくりのやわらかい優しい感じがよく出ています。四角くてまるで枡のようなかたち、花びらのかたち、葉っぱのかたち、大きさもまちまち。「みんな違ってみんないい。」
【たたら】広辞苑のような厚みある四角形の土を作り、その左右に同寸法の板を数枚重ねます。糸をぴんとはり、土と板に這わせて土をスライスして、厚さが均等な生地を作ります。生地土をそれぞれに好きな形にカットしてお皿を作ります。これは売り物になるのでは!と興奮せずにはいられない逸品も現れました!!

【ろくろ】陶芸の花形と言っても過言ではない、憧れの電動ろくろ。
左右対称をかたどるのがとても難しくあっという間に形を変えてしまいます。何度もやり直す方や一発決めの方。みんな、夢中になって土とにらめっこされていました。
最後に釉薬の色を選択して、今日の授業が終わります。
生徒さん同士影響しあったり、個性的だったり、十人十色なできばえ。
イメージ通りに作陶できた方、土が思うままフレキシブルに作陶された方、みなさん「味のある仕上がり」になっていますよ!

◆ きもちいい縁側に腰を下ろして。
作業の合間、中庭の縁側で日向ぼっこをする生徒さんがちらほら。
京町屋のおうちが教室だったので、陶芸とプラス京都の住まいの気持ちよさを体感できた授業でした。
2階の窓から見える大満開(!)のお向かいさんのしだれ桜や、中庭から聞こえる鳥の声、すがすがしい風、一輪挿しの草花。
春の陽気に趣たっぷりで本当に気持ちいい時間が流れていきました。
終わった感想などをお伺いしたところ「陶芸にはまってしまいそう」「集中して作陶したので心地いい疲労感がやってきています」など充実された感想をいただきました。みなさんいい笑顔でお帰りくださって本当に嬉しかったです。
◆ 本日は器について学びました。
細やかな心遣いで私達をお迎えくださる今宵堂の連さんと梨恵さん。
生徒さんや私達スタッフの多くは、初対面でした。しかし、「はじめまして」祝杯の数分後にはひとりひとり名前を呼んで目を合わせてお話してくださいました。そんなお二人の真摯な姿勢が忘れられません。今度はお客さんでぜひお邪魔したくなりました(笑)
素敵な授業をありがとうございました。後半もよろしくお願いします。
(ボランティアスタッフ 松村嘉子)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【文化】
定 員 :8人
参加対象:20歳以上の男女