授業詳細
【MOTTAINAI学科】商店街を丸かじり!? 〜商店街でエコを考えてみるランチミーティング〜
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※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2月10日(水)24時まで先着順で
お申し込みを受付いたします。
街に暮らす人々が日々お世話になっている「近所の小さな商店街」が、ほかにもまだまだたくさんあって、昔ながらの営みを続ける人と、カフェやパン屋さんなどを開店する若手のパワーが共存して、時代に柔軟に変化しながら日常の生活を支えているのです。
今回の教室は、地元の人たちに愛される、そんな商店街のひとつ、「出町商店街」。
3年前から「京都市ごみ減量推進会議」と、京都精華大学デザイン学部建築学科・片木研究室がここで
実施している「エコ商店街」の取り組みを知り、これを通して「商店街でできるエコ(ごみを減らす方法)」や「商店街の未来」について考えます。
まずは、片木研究室が昨年作成した漆器による「オリジナルランチプレート(短冊型・マグカップ型)」を手に、商店街へくり出して、はかり売り、はだか売りを体験。


エコについてのみならず、食のプロである商店主たちとの対話によるコミュニケーション(対面式販売の楽しさ)、現代にて次第に失われつつある商店街というコミュニティについて、おいしいランチを食べながら、一緒に考えてみませんか。
※本授業は、京都議定書ウォーク2010共催です。
【授業の流れ】
13:00 スーパー「デリシャス出町」2Fのフリースペース(集会所)「オリジン」に集合
13:00〜13:10 使用するリユース食器について知る。
13:10〜13:40 商店街にくり出して、セルフでマイランチプレートを作ってみる。
13:45〜14:20 「オリジン」に戻り、ランチをとりながらエコについて話し合う。
14:30〜15:00 エコ商店街の取り組みを知る。
【注意事項】
※1:フィールドワーク中のランチ代は、各自でのお支払いでお願いします。
※2:持ち帰りを見込まれる方は、密閉容器など各自でご用意ください。
(授業コーディネイター/高橋マキ)
松村 光雄 / 桝形事業協同組合理事長
桝形商店街に店を構えて7代目、昭和34年から各種食料品を扱う『マツヤ』の店主。小売店で唯一『阿闍梨餅』を扱う店としても密かに有名。出町商店街振興組合副理事も兼任。
マツヤHPはこちら
野村 直史 / 京都市ごみ減量推進会議 事務局員
京都大学工学博士(都市環境工学専攻)。2007年4月より京都市ごみ減量推進会議に勤務。主には,エコ商店街やリユースびんにかかわる事業などを担当。
HPはこちら
片木 孝治 / 京都精華大学デザイン学部建築学科准教授/株式会社 応用芸術研究所 代表取締役 所長/SALT-DESIGN A+A Office主宰
「京都カラスマ大学」運営メンバーページ
をご覧ください。
今回の教室:出町商店街
住所:
※今回の授業は、出町柳商店街の一部である「桝形商店街」内、フリースペース「オリジン」を集合場所/ベースとして使用します。
オリジン
住所:京都市上京区桝形通出町西入二神町167 「デリシャス出町」2F
授業当日の連絡先:080-6177-0775
最寄り駅:京阪電鉄・叡山電鉄「出町柳」駅、市バス「河原町今出川」バス停
教室までの行き方:京阪電鉄「出町柳」駅より、河合橋、出町橋の2つの橋を渡って河原町通りへ。正面に見える「桝形商店街」中程右手のスーパー「デリシャス出町」横階段を上がる。
地図を見る
「出町商店街」は京都市上京区の北部に位置し、京阪電車「出町柳」駅で、鴨川をはさんでちょうど対岸にあります(ちなみに「出町柳」という駅名は、鴨川をはさんだ二つの地名“出町”と“柳”を重ねて作られました)。“近隣型商店街”と呼ばれる、少し離れたところからも日常のお買い物に来てもらえる規模の、八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さんが複数ある、今では珍しいと言われている昭和の匂い満載の昔ながらの商店街です。「まちは商店街と、商店街はまちとともに」を理念として、地域と商店街が支え合ってよりよい“まち”となるような取り組みが、元気に行われています。
出町商店街HPはこちら
<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが、
事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)
●商店街にサバが飛ぶ!!
今回の授業は京都議定書バースデーウォーク2010の「びっくり!エコ100選」との共催で行われました。教室は、アーケードに大きなサバのモニュメント、ワカサバちゃんが飛んでいる、アートな出町商店街。当日は京都の冬の風物詩である「大根炊き」も行われており、普段よりも一層活気がありました。
出町はかつて福井県の小浜で取れたサバが京都に運ばれてきた道、鯖街道(若狭街道)の終点でした。
また大原や鞍馬へと続く街道の交わるところにあった出町は、京の内外からヒトやモノが集まる古くから栄えた街でした。
そんな出町商店街は昔の古きよき趣を残しながら、現在、京都市ごみ減量推進会議、京都精華大学の学生さんとともに「エコ商店街」として、いろいろな人たちとコラボレーションしながら、先進的な取り組みをされています。
●オリジナルランチプレートをもってはかり売り、はだか売りを体験!!
本日の授業で使用されたエコ食器は、京都精華大学の学生さんがデザインをされ、日本の漆器生産第1位の福井県の越前漆器の職人さんとのコラボレーションで生まれたもので、プレートタイプと3段式マグカップタイプの2種類。漆は日本古来の天然の塗料で美しい光沢を放つものの、その反面傷つきやすいので、大切に扱うようにと最初に説明がありました。
そして、チームで商店街へお買い物。最初は緊張していた生徒さん同士も買い物しながら
だんだん打ち解けてきて、「あれ食べたい」「これ気になる」と商店街をうろうろ。
魚屋の「さが喜」さんで本日特別に仕入れられた岩牡蠣。
お肉屋の「鳥扇」さんでは揚げたてのから揚げ。
「マツヤ」さんでは出来立ての満月の阿闍梨(あじゃり)餅。
「満寿形屋」さんで名物鯖姿寿司。
そして、「てんぐ」さんではお惣菜のはかり売りを体験。
「なんにしましょう!!今日は新鮮なのが入ってるよ!!」
「今から特別にアツアツのを揚げてあげるよ!!」
「おまけに、いちごか、きゅうりか、ぜんまいをサービスするよ!!」
「てっぱいって何ですか?」「“ぬた”のことですよ。」
食のプロとの会話がどんどんはずみ、プレートにはそれぞれが自分が食べたい分だけの、
自分だけのオリジナルランチができあがりました。
●ランチミーティングにサプライズゲスト登場!!
商店街で買ってきたものを食べながら、商店街で体験した買い物の感想や普段取り組んでいるエコのことなどについて話し合いました。
「普段は商店街では買い物しないから、こんなに楽しく買い物ができるとは思わなかった。
今後もっと利用したい。」とは京都在住のご近所さん。
「たくさん食べたいから、自分の欲しい量を買うことができるのがいい!!また来たい。」
とは本日観光で沖縄から参加された生徒さん。
と、わいわいやっているところへサプライズゲストで京都市長の門川大作さんが和服姿で登場され、
即興でいろいろな話をされる中で次のような問いかけをされました。
「ペットボトルのミネラルウォーターと水道水はどっちが健康的で、環境によいのか?」
これについて生徒さん同士も意見が分かれるところで、宿題としてお持ち帰りとなりました。
●2R型エコタウン? エコ商店街?
最後に、実際にエコ商店街の取り組みをされている、出町商店街の松村光雄さん、井上淳さん、
京都市ごみ減量推進会議の野村尚史さん、そしてアートでサポートされている京都精華大学の片木孝治
さんに先生になってもらい、お話をうかがいました。
「出町は京都でいちばんよいところ。ここに来れば常連さんも、初めてのお客さんも楽しい、おもしろいと思ってもらえる魅力を発信していきたい」と松村先生は言います。
出町商店街では、魅力的で活気のある商店街でありつづけるために、
夏は「七夕まつり」、冬は「大根炊き」と年中手作りのイベントで盛り上げています。
「出町商店街には、昔ながらを守るのではなく新しいものをさきがけていこう、という姿勢がある」
と片木先生。さらに商店街が一丸となって取り組めることはないかと考え、3年前京都市が募集していた
「エコ商店街」に立候補し、簡易包装、トレーの回収、レジ袋の集計などを始めたそうです。
一方の京都市では、ごみとしてリサイクル(Recycle)する前に、ごみを出さない(Reduce)、
繰り返し使う(Reuse)ことで資源を大切にし、環境にやさしい街をつくろうという2R型エコタウン構築事業を行っています。なんと家庭から出るゴミの6割は容器・包装。これを減らすためには買い物の仕方を変える必要があるということで、2Rの取り組みに協力してくれる商店街を募集しました。
「商店街での買い物は欲しいものを欲しい分だけ買う。無駄がなく、この買い物の仕方そのものがエコ。古いやり方は見方を変えれば実は新しい。」と野村先生。
「また会話のあるやり取り、コミュニケーションがエコな取り組みを生み出している」。
出町商店街ではレジ袋削減の取り組みとして、京都精華大学の学生さんと協力して、
それぞれのお店オリジナルのエコスタンプを制作しました。
「アートを取り入れることで、ちょっとした笑顔を地域につくる。地域に結びつきが生まれ、
それがエコにつながる。」と片木研究室はエコ商店街の取り組みに協力しています。
最後に井上さんは「人と人とのコミュニケーションで、それぞれの立場で考えて、できることをすぐに
やることがエコにつながる。これからもっともっと環境のことを勉強して、エコで商店街を活性化させたい。そして、いろいろな人に、いろいろな商店街にエコの取り組みを広げていきたい。」との意気込みを聞かせてくださいました。
今回の授業は商店街の魅力を再発見するとともに、普段の生活の中のエコを改めて考え直すきっかけとなりました。ひとりひとりができるエコは小さいかもしれないけど、それがつながれば大きなエコになる。だから自分にできるエコをやっていこうと思いました。そうだ。明日、近所の商店街にいってみようかな。
(ボランティアスタッフ ライス)

定 員 :15人










