京都カラスマ大学

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授業詳細

【生物】

京都カラス大学 ~ 家持ちカラスと家無しカラス、知的な鳥の多様なライフスタイル

2010年02月27日(土) 13時00分 ~ 16時00分    教室:モコモコカフェ
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※1:本授業の抽選は2月15日(月)に行います。抽選予約受付は2月15日(月)12時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2月24日(水)24時まで先着順で
お申し込みを受付いたします。
※3:本授業では、教室での講義の際にコーヒー代として、お一人あたり「500円」を頂戴いたします。受付時にお渡しください。
※4:カラス観察の際は屋外に出ますので、暖かい服装でお越しください。
都会で生活していると、カラスを見ない日の方が少ないのではないでしょうか。

もっとも身近な野生動物のひとつであるカラスは、非常に賢い隣人でもあります。

中村純夫先生はそんなカラスに魅せられ、研究を続けて20年。
大阪の千里から長岡京までをフィールドに、カラスに関する綿密な調査に取り組まれています。

カラスには「家持ちカラス」と「家無しカラス」がいて、それぞれまったく違った生活を送っています。

夫婦になってなわばりを持ち、子どもを育てることができるのが「家持ちカラス」。
群で暮らし、子どもを育てたりしないのが「家無しカラス」。その比率はおよそ1対2。

家持ちカラスになれるのは力の強いカラスだけで、たとえば京都のような街の中でも、
500メートル四方程度の大きさを持つなわばりに分割されているのです。

家無しカラスは昼の間はあちこちを飛び回り、夜は一箇所に集まって眠ります。
たとえば祇園の花見小路四条上ルは冬の間、家無しカラスの集団ねぐらになっていて、
大勢のカラスが電線にとまって寝ているのが分かります。

家無しカラスには若いカラスが多く、集団での生活を気楽に遊んでいるようにも見えます。

面白いことに、冬になると家持ちカラスがわざわざ家無しカラスたちのねぐらに来て、
お泊まりしていくこともあるようです。

こんな身近な隣人、カラスの生態についてお話をお聞きし、カラス観察のフィールドワークを行います。

カラスに関する素朴な疑問にもお答えいただけると思いますので、ぜひご質問いただけましたら。



【授業の流れ】
12:30~受付開始@教室のモコモコカフェにて
13:00~14:00 先生からのお話
14:00~14:30 生徒からの質問タイム
14:30~15:30 屋外にてカラス追跡
15:30~16:00 教室で感想会
※天候により、若干の変更の可能性があります。

(授業コーディネイター/手塚太郎)

中村 純夫 / カラスをめぐる冒険家

1947年、埼玉県比企郡松山町(現、東松山市)生まれ。 オリンパス光学工業(株)研究開発部で3年間の研究員生活。大阪府立高校で31年間の教員生活。 「大学紛争」の時代に学生時代を送ったからか、学問らしきことをやらないままに齢を重ねてきました。1984年、38歳のときに生物学を志しました。教員家業との二足のわらじでの研究生活でした。カラスの繁殖生態とねぐら行動をテーマに研究し、日本鳥学会奨学賞受賞論文をふくめて、10本の論文を発表しています。2006年に退職してからは、生物の進化、種の分化に取り組んでいます。時間的に自由になったので、極東ロシアの樺太に2回、大陸側に1回のカラス採集旅行を行いました。旅の様子については「カラスをめぐる冒険」をご覧ください。

今回の教室:モコモコカフェ

住所:京都市中京区大津町665
(烏丸丸太町を東に一つ目の信号、間之町通りを南に3軒目)
地図を見る

家族が団欒するような和やかな空気とモダンな空間が混じり合う町家カフェ。



京都・御所南にあるモコモコカフェはメンバーみんなで改装して出来たお店です。木の温もりや手づくりの風合いの中、のんびりとした時間を過ごしていただけたらと思っています。普段はカフェですが、各種イベントやギャラリーとしても使える多目的空間です。多くの方に利用していただき、カフェに来ていただいた方の次に繋がる芽を出すお手伝いができればと思っています。

2009年12月より週末カフェとして営業しておりますが、4月より平日営業も始めますので、どうぞよろしくお願いします。

手づくり焙煎機でローストしたコーヒー、トロリと溶けだすクリーミーなホットサンドがオススメです。
HPはこちら

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)

レポートタイトル:カラスの事情 大公開!!

2月27日に開かれた京都カラス大学。
身近にいてたいていあまり良いイメージのないカラスという生き物に並外れた愛情を注ぐ中村先生のもとに、うっかり興味を持ってしまった15人の生徒が集まり、こころよく場所を貸してくださったモコモコ
カフェさんで授業が行われました。

まず何といっても中村先生です。
京都のカラスの巣は全部知っているとか、カラスを追いかけて樺太までいったりとか、
「!!!」なことをひょうひょうとおっしゃる偉大な方です。カラスを見つめるその優しい瞳から、
カラスへの愛をひしひしと感じました。

授業はまずプロジェクターを使ってのカラスの講義から始まりました。
身の周りにいるカラスには2種類のカラスがいること。ハシブトガラスとハシボソカラスという種で、
体の大きさや声、歩き方、食べるものでも違いがあるとのこと。
カラスの子育ては、鳥の中では非常に長い時間がかけられていること。ハンディキャップを負った子の
子育ては、より多くの時間がかけられること。子どものカラスは、いろんな遊びをすること(雪の斜面を寝ころんで滑ってみたり・・・笑)。

講義は写真やグラフを使った本格的な説明で始まり、生徒はビックリ!の連続でカラスに興味津々です。30分ほどの座学でカラスへの関心が十分高まったところで、実際にカラス観察の旅に出発しました。

向かった先は京都御所。正面から入るや否や、先生から次々と言葉がでてきます。

「左手の木の上の方にカラスの巣があります。そして近くの木に止まっているのが、
おそらく父親カラスです。なわばりを守っています。」

「あっちに集まっているのは、まだシングルのカラスですね。
群れでいないと、いじめられたりしてしまいます。」

「今の鳴き声はハシブトですね。警戒していて機嫌が悪い声です。
ちなみにハシブトの方が、ハシボソより言葉が多いです。」

「カラスが水浴びしていますね。よく入浴時間が短い人に『カラスの行水』といいますが、
実際のカラスは割と長い時間水浴びをするのですよ。」

などなど・・・

生徒は
「へ~~」「えーっ!」「そうなんですか!?」「なるほど~」
と感嘆の声ばかり。

そして先生にどんどん質問をしていました。
「あっちのカラスは何をしているのですか?」
「今の鳴き声はどっちのカラスですか?」
「あの2羽は、つがいですか?」

気づけば生徒さん全員がカラスを探して観察していて、カラスの鳴き声に反射的に反応していました。
どこか愛おしさすら覚えていた自分にビックリです!笑

そして1時間ほどの野外授業を終えて、もう一度モコモコカフェさんに戻り、
カラスに関するクイズをしながら残りの授業は進みました。

このころになると全員がかなりの知識をつけていて、どんどん答えていけるからスゴイです! 
そして最後は中村先生が祇園・花見小路にいるカラスについて解説しているVTRを見て、
カラスの行動と先生の偉大さに触れて、この授業は締めくくられました。

カラスにも中村先生にも魅了された今回の授業。
まだまだ学んだことはたくさんあるのですがここには収まらないので、
先生のホームページ「カラスをめぐる冒険」をご覧ください。

後日街に出ていたときに近くにカラスを見かけて、「お、こいつはハシブトかハシボソかどっちだろう? つがいはいるのかな? 子育てを頑張っているのかな? それともまだ子どもで遊び盛りなのかな?」
など考えている自分がおかしかったです。

(京都カラスマ大学スタッフ ヒロ)

※写真をクリックすると拡大します。


 

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京都カラスマ大学は、先生と教室をコーディネートして、街中でいろいろな授業を展開している、とてもユニークな活動で、今日、初めて参加。 生涯学習の形としては理想的なんじゃないかな、と思う。 参加者も、文字通り老若男女。 場所は、このブログでも何度か出てくるmocomococafe。 今日のテーマは、「カラス」で、先生は、カラスを30年研究してきたという中村さん。 御所に近いので、実際に外を歩く時間もあり、たっぷりカラスについて学ぶ。 まず、カラスの種としては、「ハシボソ」と「ハシブト」がある。 クチバシの違いに特徴がある。 鳴き声の澄んでいる方がハシボソで...
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2010年02月27日(土) 22時08分【ぴん ぽん ぱん!】

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レポートUP
カテゴリ:【生物】
定 員 :25人
参加対象:カラスについてもっと知りたいと思っている方