京都カラスマ大学

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授業詳細

【身近な生き物学科】

鴨川の鳥たちを知ろう!

2010年03月27日(土) 13時30分 ~ 16時30分    教室:紫明センター + 賀茂川
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※1:本授業の抽選は3月15日(月)に行います。抽選予約受付は3月15日(月)12時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、3月24日(水)24時まで先着順で
お申し込みを受付いたします。
京都に暮らす人間にとって大切な場所、鴨川は鳥たちに愛される川でもあります。

シベリアやインドネシアなど、海を越えてやってきた渡り鳥たちが集まり、羽根を休める場所。河川は都市と自然を結ぶ窓口です。

おなじみの鴨川の新しい一面を学んでみませんか。



講師の須川先生は水鳥がご専門ですが、鳥類全般に関して幅広く研究を行われており、様々なお話が聞けるかと思います。

授業は講義とフィールドワークの組み合わせで行います。
北大路から賀茂川沿いを歩き、実際に鳥を見ながらその特徴や生態について教えていただきます。

野鳥を通し、身近な自然や季節の移り変わりを感じていきましょう。



授業の流れ:
13:00 受付開始@教室の紫明センター
13:30 先生から鴨川の鳥に関するお話(前半)
14:00-15:30 賀茂川でフィールドワーク
15:30-16:30 先生から鴨川の鳥に関するお話(後半)

注意事項:
フィールドワークがありますので、歩きやすい服装でお越しください。
また、教室では靴を脱いでいただきます。脱ぎ履きしやすい靴だと便利です。

(授業コーディネイター/手塚太郎)

須川 恒 / 鳥類研究者

日本鳥学会会員・日本鳥類標識協会会員・龍谷大学深草学舎非常勤講師 渡りをする水鳥を中心に鳥類生態学の研究をしています。 民間の調査機関で鳥類の生息環境の調査に関わり、琵琶湖研究所などの協力研究員として琵琶湖の水鳥の研究をしてきました。また、鳥類標識調査の協力員としてさまざまな鳥類の渡りを解明する調査にかかわってきました。まだソ連の時代に、京都の鴨川に出現したユリカモメの標識鳥に見える赤い糸を手繰ると、カムチャツカの研究者とつながりました。日本の雁の研究者との間の仲立ちをすると、琵琶湖北部で越冬するヒシクイの亜種オオヒシクイの繁殖地をつきとめる調査へとつながりました。 大学では講義や実習を通して、学生たちに鳥類を通して身近な自然や環境が見えてくる体験をしてもらっています。「キャンパスは鴨川、テキストは河川・水鳥・人」というキャッチコピーの実習で、学生に野鳥認識の面白さ、意外な鴨川体験をしてもらったこともあります。

今回の教室:紫明センター + 賀茂川

住所:京都市北区小山東大野町55
授業当日の連絡先: 授業コーディネータの手塚の携帯電話までお願いします。(参加者に番号をお伝えします)

最寄り駅: 地下鉄烏丸線「北大路駅」(徒歩7分)
最寄り駅から教室までの行き方: 北大路駅から地上に出て、烏丸北大路の交差点から北大路通りを100mほど西に歩き、室町通りで左に曲がって200mほど南下します。右手(西側)に紫明小学校があり、その南隣の小さな建物が紫明センターです。

紫明センター:
紫明地域で行われる様々な活動の拠点となるコミュニティセンターです。北大路商店街振興組合によって設立された「ユリカモメ保護基金」が、活動の実施場所として使用しています。
(申し訳ありませんが、会場はバリアフリー設計にはなっておりません。ご来場の際は、お手数ではございますが、事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます)

賀茂川:
高野川と合流する前が賀茂川、合流した後が鴨川ですが、合わせて「鴨川水系」とも呼ばれます。京都人の憩いの場所です。

レポートタイトル:見えてても、聞こえていても、見えない聞こえない。

2月に開催されたカラスの授業に引き続き、3月も鳥の観察授業!
前回、多くの生徒さんがとりこになってしまった鳥の世界だけに期待が高まります。

集まった生徒のみなさんは今回は男性が多い。
バードウォッチングは初心者だけれども、身近にある鴨川(賀茂川)の自然について知ってみたい、
そんな動機をもっている方がたくさんいらっしゃいました。
私も、公園や川沿いを散歩しながら植物や鳥の名前をサラリといえるってすてきじゃない?
と常々おもっていました。

今回の授業で印象にのこったキーワードは「イメージ」です。
このことがよくわかるのは、授業冒頭で先生から出された2つの課題。
(簡単にできるので、鉛筆と紙を用意してぜひやってみてください。)

問1 今までみたことのある野鳥の名前を書いてください。
「かんたんかんたん」と10種類ぐらいはでてきます。

問2 『鴨川』すずめの絵を描いてください。
「がーん!」

問1ではもちろん「すずめ」と書きました。
しかし・・・しかし自分の描いたすずめの絵は、
「鳥」には見えても「すずめ」という感じにどうしてもならない。

先生いわく、それぞれの鳥の特徴的な模様や色などをきちんと頭の中でイメージとしてもっていること、それがバードウォッチングのコツだそうです。

あらためて図鑑をながめながらスズメを描いてみると、なるほど。
ほっぺのあたりの模様などを書き込めば、なんだかスズメらしくなってきます。

他にも、私達がよくみかけているのに意識していないために、
問1ではほとんどの人が名前をあげていなかった「ヒヨドリ」や鴨川で見られるであろう鳥の名前を
いくつか教えてもらい、いざ鴨川へ!

1時間程度の散策であっという間に20種類以上の鳥を観察することができました。
最初に見たことのある鳥として名前を挙げた種類の倍を、ほんの1時間で見てしまったことになります。
鴨川から10分の位置に住んでいるのに、今まで私は何を見ていたのでしょうか?

先生は、
私達には聞こえない(と思っている)さえずりから
あの辺りにこんな鳥がいるはずだよ、だとか
私達には遠すぎて見えない(と思っている)空を飛ぶ鳥をみて、
あの尾の形はトンビだね、など次々に見つけていきます。

こうなってくると誰しもが思う疑問。
「先生は超人的な視力と聴力をもっているのではないだろうか?」

しかし先生はおっしゃいます。
「私は視力も聴力も普通です。
鳥の鳴き声やさえずりのイメージをもっていること、姿や住んでいる場所のイメージをもっていること。
そうすれば鳥が見えてきて、さえずりも聞こえてきます。」

今回のレポートでは書ききれませんでしたが、
授業では賀茂川での鳥の観察のほかにも、
商店街の取り組みとしては珍しいユリカモメという鳥の保護にとりくむ北大路商店街の活動紹介(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kamome/)や
野鳥観察のこころえなど、さまざまなお話をうかがうことが出来ました。

賀茂川と言えば散歩やジョギング、ちょっとした気分転換から楽器や演劇の練習をしている人まで、
多くの京都市民の憩いの場です。

ふと川に目をむければ大きな鳥、きれいな鳥。
京都にすんでいれば、なんていう鳥なんだろうな?
とおもった経験が1度や2度ではないはずです。

先生に教えてもらったバードウォッチングのコツ「イメージをもつ」。
まずは身近な鳥の鳴き声や色をもう一度確認しながら、少しづつ鳥の世界を広げていきたいな、
と思いました。

ボランティアスタッフ 塚本史緒

※写真をクリックすると拡大します。


 

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レポートUP
カテゴリ:【身近な生き物学科】
定 員 :25人
参加対象:身近な自然に関心をお持ちの方