京都カラスマ大学

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授業詳細

【宇宙の仕組みを知る学科】

わくわくする物理 ~ 作って学ぶ 音と楽器の仕組み ~

2010年06月26日(土) 13時00分 ~ 16時00分    教室:モコモコカフェ
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※1:当日は、ドリンク代としてお一人「400円」を頂戴致します。
※2:本授業の抽選は2010年6月14日(月)に行います(抽選予約受付は6月14日(月)12時まで)。
※3:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2010年6月23日(水)24時まで
   先着順でお申し込みを受付いたします。
高校の頃、物理は苦手だったという人、いらっしゃいませんか?
そんな人にこそぜひ来ていただきたい今月の京都カラスマ大学。

「音と楽器の仕組み」を入り口に、物理をまったく知らない人でも面白く、知っている人でも楽しめる、
物理入門授業を行います。

手作り楽器でいろいろな音を作りながら学べば、物理が不思議と身近に感じられること間違いなし。
身近なものごとに隠された法則性を知れば、わくわくする発見と深い納得があります。
私たちが生きている宇宙は、物理でできているのです。

講師の飯田 洋治先生は、長年科学教育に取り組んで来られた「魅せる実験」の名人。



前 直弘先生は、関西各地の大学で講義を担当されている人気講師。



知的好奇心を満たしてくれる授業が京都カラスマ大学にやってきます。
見ているだけで楽しい、触れてみればもっと楽しい物理の実験を通して、
この世界の仕組みについて学びましょう。



【授業の流れ】
13:00-13:30 先生からのお話
13:30-15:30 物理実験
15:30-16:00 教室で感想会

(授業コーディネーター 手塚 太郎)

飯田 洋治 / 科学教育研究者

1942年 愛知県稲沢市生まれ。1965年 名古屋大学理学部物理学科卒業後、名古屋市立高校で38年間の教員生活。金城学院大学、中部大学で非常勤講師の後、2007年から立命館大学教育開発推進機構教授。 「物理は""面白くない、わからない、くだらない""という声にどう答えればいいのか、自主サークルを作り、悪戦苦闘するうちにまたたくまに40数年たちました。身近な材料やテーマの中からちょっと見方を変えただけで、『へ!こんな工夫がしてあったのか!』『こんなところにも科学があったのか!』など、新たに広がる科学の世界。『科学はどこにでもあり、誰でもができる』-そんな市民の科学をめざしています。」 いきいき物理 わくわく実験 ●主な著書 『いきいき物理わくわく実験1』愛知・岐阜物理サークル編著 共著 日本評論社(1988年) 『いきいき物理わくわく実験2』愛知・岐阜・三重物理サークル編著 共著 日本評論社(1999年) 『学ぶ側から見た力学の再構成』共著 新生出版(1992年)

前 直弘 / 物理学者

博士(理学)。 立命館大学/龍谷大学/大阪産業大学 非常勤講師。 NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん 役員。 京都大学高等教育研究開発推進センター 教務補佐員。 科学教育若手研究会 メンバー。 NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん 科学教育若手研究会

今回の教室:モコモコカフェ

住所:京都市中京区大津町665
(烏丸丸太町を東に一つ目の信号、間之町通りを南に3軒目)
地図を見る

家族が団欒するような和やかな空気とモダンな空間が混じり合う町家カフェ。



京都・御所南にあるモコモコカフェはメンバーみんなで改装して出来たお店です。木の温もりや手づくりの風合いの中、のんびりとした時間を過ごしていただけたらと思っています。普段はカフェですが、各種イベントやギャラリーとしても使える多目的空間です。多くの方に利用していただき、カフェに来ていただいた方の次に繋がる芽を出すお手伝いができればと思っています。

2009年12月より週末カフェとして営業しておりますが、4月より平日営業も始めますので、どうぞよろしくお願いします。

手づくり焙煎機でローストしたコーヒー、トロリと溶けだすクリーミーなホットサンドがオススメです。
HPはこちら

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではありません。ご来場の際は、お手数ではございますが事前に京都カラスマ大学事務局までご連絡ください。当日スタッフが対応させていただきます。
京都カラスマ大学事務局(karasuma@univnet.jp)

レポートタイトル:見て、触って、作って、音の世界を学ぼう!!

みなさんは、「音」がどんなふうに伝わっているのか、楽器のドレミファソラシドがどうやって決まっているのか、疑問に思ったことはありませんか?

今回の授業は、普段の生活で何気なく聞いている「音」の世界について、実験と工作をして、学んでみようというものでした。

教室は、京都カラスマ大学ではおなじみとなった、モコモコカフェで行われました。先生を囲んで座って、実験を見たり、道具を触ったり、工作をしたり。先生からも、生徒さんからも、たくさんの質問が飛び交って、雰囲気は、現代の「寺子屋」といったかんじでした。

先生は飯田洋治さんと前直弘さんのお二人。飯田先生は、物理の「面白さ」を生徒に伝えたいと、40年間悪戦苦闘されている「科学教育研究者」です。前先生は自然界のつながりを見出す物理の世界観に魅力を感じ、研究をされている「物理学者」です。

授業ではエコーのかかるカラオケマイク、歯車楽器、手作り三線(さんしん)、筒などたくさんの道具が登場しました。これらを使って先生は「音」がどのようなものなのか、楽器やマイクはどのような原理で音を出しているのかを、わかりやすく説明されました。そして、その説明を聞いた後で、「カラオケエコーマイク」と「輪ゴムギター」の工作に挑戦しました。

○ カラオケエコーマイク(メガホン)はどうやってできているのか?

最初に先生が取り出されたのは、カラオケエコーマイク(メガホンみたいなもの)。
電池は入っていないのに、なぜかエコーがかかります。
「いったいどんなふうにできているんだろう?」と生徒のみなさんは不思議な様子でした。
のぞいてみる。すると、コップのようなものが入っている!!
振ってみる。叩いてみる。すると、バネのような音がする!!
飯田先生はこのマイクがどんな仕組みで出来ているのか、「プラスチックカップ」と「バネ」で作製されたものを取り出して、説明されました。
「声を出すと、カップに振動が伝わり、続いてバネに振動が伝わる。このカップとバネとの間で振動が短い間に何度も行き来することで、増幅されてエコーになる。糸電話の原理と同じ。」
どうやら音は物体を「振動」しながら伝わっていく「波」らしいです。

○ マイクってどんな仕組みでできているのか?

次に、先生が取り出されたのは20回巻かれたコイルのついたカップと、磁石のついたカップ。コイルの導線はアンプにつながっている。
コイルのついているコップだけだと音はでないけど、磁石のついたコップと重ねて声を出すと、アンプから音が聞こえてくるマイクになります。
「なんでだろう?」とこれまた疑問に思いました・
「コイルに磁石を近づけると「電磁誘導」という現象で電流が走る。コップの振動で磁石のつくる磁場がゆれて、コイルに電流が流れることで、アンプから大きな音が出る。ただし、このとき、電流はずっと流れてるのではなくて、オン・オフ、オン・オフとなっている。」
マイクの音が出る仕組みは、音の振動を、電気の「オン・オフ、オン・オフ」の振動に変えていることらしいです。

実はこの「オン・オフ、オン・オフ」の振動を使った仕組みは、カセットテープやCD(CDの場合は光の反射のオン・オフ)などの音声記録装置をはじめ、リモコンや電車の切符、コンピューターなどわたしたちの身近なところでたくさん使用されているものらしいのです。これには生徒のみなさんも「へ~」っといった印象を持たれていました。物理の単純な原理や仕組みは案外普段お世話になっているものに活用されているんですね。

○ ドレミファソラシド歯車楽器!?

歯車楽器と名づけられた、歯の数が異なる複数の歯車がモーターで回転する装置に、先生は名刺を近づけられた。すると、びっくり。ドレミファソラシドの音階が聞こえてきます。
「音階ができるのは、一定時間に名刺と歯があたる回数が異なるから。これを振動数といって、実はある一定の比の振動数になるような歯車の組み合わせになっている。」
どうやら音階は一定時間にできる音の波の数によって生まれ、その数のちがいはある一定の比になっているらしいです。弦楽器の場合は振動する弦の長さによってその数が変わるし、管楽器の場合は押さえるところによって空気の波の数が変わっているらしい。なんだか難しいけど、実際に先生が手作りされた三線の音は押さえる弦の場所で、ドレミが変わるし、そうみたいです。

○ 「カラオケエコーマイク」と「輪ゴムギター」をつくってみる

説明を聞いたけど、「なんとなく分かったようで、でも分からない」といった感じなので、実際に手を動かしながら、考えてみようということで、「カラオケエコーマイク」と「輪ゴムギター」を作ってみました。

カラオケエコーマイクの材料はプラスチックカップ4個とバネ。
途中、プラスチックカップを切るときに、切る位置がよくない生徒さんが続出し、一時は工作失敗か!!という感じでしたが、工夫を重ねてなんとか全員完成品をつくることができました。
実際に自分の声を吹きかけると、カップとバネがたえず振動していることが分かりました。

輪ゴムギターの材料は、牛乳パックと輪ゴム、そして音階を生み出すための比の書かれた紙。
こちらのほうは簡単に完成品をつくることができました。
きれいな音階を奏でるのにコツがいるものの、1本の輪ゴムから、その弦の長さを変えることで、ドレミファソラシドを奏でることができることを確認できました。

今回の授業は「物理」と聞いて、なんとなく難しいそうだなと思っていましたが、実験を見て、工作をして、あまり詳しくは知らなかった「音」の世界について楽しく学ぶことができました。
「物理」は身近でふっと沸く「なんでだろう?」「どうなってるんだろう?」という疑問に、答えてくれる学問なのかもしれないと感じました。
数式の書かれた難しい教科書は無理かもしれないけど、簡単な物理の入門書を手にとって読んでみようかなって思いました。

(ボランティアスタッフ ライス)

※写真をクリックすると拡大します。


 

この授業への皆さんからのコメント

1. 飯田先生の授業は,実験や工作の楽しさを思い出させてくれました.小学校の頃を思い出させて,本当に楽しかったです.

やはり数式だけを追っていては,世界の不思議さはなかなか理解できませんよね.

先生の授業は,センス・オブ・ワンダーを刺激します.
2010年06月28日(月) 21時10分(こーいち)
2. こーいちさん、センスオブワンダー、本当ですね~。

物理は大の苦手の私でしたが、身の回りのものの仕組みを知ることがこんなに楽しいなんて!どうやってこの機械は音をだしているんだろう・・・と考えてもみなかった自分に、「喝!」。

今回は「音」がテーマでしたが、他にはどんなところに物理が隠されているのかなあ?
2010年06月30日(水) 20時01分(モッティ)
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レポートUP
カテゴリ:【宇宙の仕組みを知る学科】
定 員 :20人
参加対象:物理についてあまり詳しくないけれど知りたいと思っている方ならどなたでも